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振袖に彩られた模様


古典柄の振袖って良く耳にすると思います。

伝統的な古典柄には古くから伝わる柄に込められた意味があります。

代表的な柄としては、御所車、鶴、松竹梅、熨斗(のし)、鞠(まり)、扇柄や四季の花々。。

今回は、一部ではありますが振袖の柄にもよく使われる古典柄の紹介です。

【御所車】 平安時代に貴族が乗っていた、「牛が引く車」のことです。雛祭りの飾りで見た事のある方もいらっしゃるのでは?? 吉祥文様(縁起の良い模様)に分類され、代表的な祝意と気品がある文様とされています。また、四季の花を沢山載せた【花車】も、華やかさの象徴の文様となります。

【扇柄】 扇面(せんめん)ともいい、扇の形は末広がりで、その形からこちらも吉祥文様とされています。 扇の面に草花やさまざまな文様が描かれ、よりいっそう優雅な文様と変化します。女性的な優雅な美しさを表しているともいわれています。

【鶴】「鶴は千年」ともいわれるように、長寿や生命力の豊かさを意味する鳥として重宝されています。 そのため、長い幸せを運ぶ鳥として親しまれています。鶴の特徴は、一度結ばれると、生涯を共に添い遂げる夫婦として、つがいとして生きていきます。そのため、結婚式に着用される打掛や白無垢・留袖にも、刺繍や染めで描かれています。

【鞠】 平安時代の貴族の遊びで「蹴鞠」があったことから、高貴さや品を表すものとして好まれた柄です。 産着や子供の着物にもよく描かれていますが、「何事も丸く収まり、健やかに成長しますように」という願いもこめられています。

振袖をお召しの際は、ちょっと柄まで注目してみて下さい。

作り手の方やお母様、お婆様の思いを大事にしていきたいですね^^

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